こんにちは!
設計部の國生です!
今回は、土台敷き工事をご紹介いたします!
前回のブログで基礎工事が完了した浅口市の現場ですが、基礎工事が終わると大工さんの工事が始まります。
大工さんの最初の工事は「土台敷き工事」です!
土台敷き工事は、基礎工事完了から上棟までの間に行われます。
まず、「土台」とは何か。
「土台」とは、木造建築で、基礎の上に横にして据える材のこと。この材に、ほぞ穴をあけて柱を差し込む。
※フリー百科事典『Wikipedia』より参照
この「土台」を据える工事を土台敷工事といいます。
ただ、土台を据えるだけが土台敷き工事ではなく、その他にもたくさんの作業があります。
土台敷工事で大工さんがする工事がコチラです。
①墨出し
②土台穴あけ
③虫返しシート施工
④基礎パッキン(気密パッキン)施工
⑤土台施工
⑥大引き施工(鋼製束施工)
⑦断熱施工
⑧床合板施工
⑨スペーサー施工(間柱受け)
⑩床養生シート
⑪プレカット荷受け
⑫雨養生
土台敷工事にもたくさんの工程があるので、今回は①~④までをご紹介しようと思います!
①墨出し、②土台穴あけ
まずは、土台を施工するための準備からです!
①の墨出しにて、土台を施工する場所の基礎に埋まっているボルトの位置を測って墨出しをしていきます。
墨出しとは、建築の工事測量で、壁・柱・床などの中心線の位置、仕上げ面の位置またはそれらの逃げ墨を墨糸などを使ってしるす作業のこと
※フリー百科事典『Wikipedia』より参照
墨出しをしたのちに土台に一つ一つ穴をあけていき、ボルトが土台に通るようにしていきます。
こちらは実際の墨出しと穴あけの風景です。
③虫返しシート施工
土台に穴をあけ終わったら、すぐ土台を施工するわけではありません。
土台の下に虫返しシートを施工します。
虫返しシートとは、万が一基礎を登ってきたシロアリ等の害虫が土台に到達しないように基礎と土台の間に施工する防蟻シートです。
基礎の下にも防蟻シートを施工しておりますが、同じ材質のものを使用しております。
これを施工することで何重にもシロアリ予防ができております。
コチラを外周部の基礎に、基礎の中心より外側にテープで留めていきます。
④基礎パッキン(気密パッキン)施工
虫返しシートの上には基礎パッキンを施工します。
今回は基礎断熱の為、穴の開いた基礎パッキンではなく、気密パッキンを施工します。
基礎パッキン⇒床断熱の際に使用する。穴が開いており、2センチほどの厚みがある。基礎下の換気のために穴が開いている。
気密パッキン⇒基礎断熱の際に使用する。穴は開いておらず、空気を基礎の中に入れないようにする部材。樹脂製のものからシート+ゴム製のものもあり、今回はシート+ゴム製の「天端リスト」を使用。
このように、土台を施工する前だけでもたくさんの工程があります!
次回、ようやく土台を施工していきます!お楽しみに!
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