こんにちは、設計部の國生です!
今日も朝は寒かったですねえ。。。
もう3月になるのでそろそろ暖かくなってきてほしいなあと思っている今日この頃です。
本日は、スキップフロアの魅力とデメリットについてお話しようと思います。
『スキップフロア』という言葉は皆さん聞いたことがありますか??
スキップフロアとは、建築物において、その床面の一部に高さを変えた部分を持たせた構成のことである。小上がりとも呼称される。 ※参照:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なるほど、小上がりの畳コーナーもスキップフロアの一つなんですね!Wikipediaさんありがとうございます!
ということで、スキップフロアにもいくつか種類があるようですが、スキップフロアに憧れのある方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
スキップフロアはデザイン的にも空間的にもとても魅力のあるものです。
空間を広く感じさせる、空間の繋がりを感じさせる、空間を明るく感じさせる、空間にメリハリを出す。
魅力がたくさんあり、設計士としてはとても心を動かされるものがあります。
どちらもとてもいい空間ですね!
ただその反面、やはりデメリットも隠れています。
一つは、『段差が増える』ことです。
バリアフリーの住宅が増えている中で、スキップフロアはバリアフリーとは逆の考え方です。
将来的にこの段差がしんどい、なんてことにもなりかねません。。。
二つ目は、『構造による制限がきつくなる』ことです。
少し難しい話になりますが、通常は1階の床面、2階の床面、2階の天井面、それぞれの高さが同じ高さであることで成り立っているものが、2階の床面が異なる部屋ができることで、梁の掛け方、柱の位置、壁の位置、様々なところに影響が出ます。
耐震等級3であることを前提とすると、さらに難易度が跳ね上がり、間取り全体に影響が出ることがあります。
三つ目は、『コストがあがる』ことです。
二つ目でも書いたように、通常の間取りよりも構造をしっかり検討する必要があるため、時間もコストも通常よりかかってきます。
もちろん工事自体も複雑になり、コストがかかってきます。
ここまでスキップフロアについてお話しましたが、やはり何をするにしてもコストなどのメリット、デメリットの比較とそれぞれの優先順位がとても重要になってきますね。
スキップフロアのある家に関しては、設計力がとても必要なものだと考えておりますので、そういったご要望のある方は気軽にご相談ください!!
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